先日、製作途中ということで紹介していたボクの最新作「 干潟 の 生物 」( シオマネキ と トビハゼ )の版画がついに完成しました。
和紙に試し刷りをしてから、さらに水彩絵の具で色をつけてみました。
今回の版画で題材にした シオマネキ と トビハゼ ですが・・・
シオマネキ の特徴は、オスは左右どちらか片方のハサミが大きくなることです。
メスの場合は左右のハサミが小形のままです。
シオマネキ は敵に見つかるとすばやく泥の中に隠れてしまいます。
続いて トビハゼ は左右の目玉が カエル みたいに飛び出ていて大きいのが特徴です。
トビハゼ は水から出てきて左右の胸ビレを使って泥の上を這ったり、尾部を使って泥の上や水面を跳ねるように移動します。
←最後にポチッとして頂ければ嬉しいです。ガザミ のなかまの カニ は甲羅が楕円のようなひし形なのが特徴です。
もうひとつ ガザミ が他の カニ と違う特徴は、体の一番後ろの左右についている第4歩脚が扇状をしているところです。
この部分が面白いので、 ガザミ を 焼物 で製作してみました。
ガザミ などの カニ のなかまを焼物にする場合は、左右についているハサミや脚を ペドロ (粘土を水でとかした糊みたいなもの)で胴体にくっつける作業に気を使います。
ペドロ でしっかりくっつけていないと、粘土が乾いて固まったときにハサミや脚が取れてしまいます。
写真で紹介している ガザミ の 焼物 を製作したときも、粘土が乾いて固まるまでドキドキしていましたが、 ペドロ でハサミや脚がしっかりくっついていたのでホッとしました。
←最後にポチッとして頂ければ嬉しいです。ツバメウオ は群れで泳ぐことが多い魚です。
沖縄の海でも ツバメウオ が群れで泳ぐ姿をよく見かけます。
ツバメウオ には ナンヨウ ツバメウオ という種類がいて、幼魚の頃は背ビレや尾ビレがやや長く縦長形で、紅葉みたいな色をした可愛い魚です。
この版画は サンゴ礁 に ツバメウオ が群れで寄って来るところを表現した作品です。
作品の中には幼魚の ツバメウオ もいます。
バックの海水に光が当たったような感じを出す細かい部分を彫るのに苦労しました。
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